幸せに・・・なりたい。

**母と同じ道へ


茜は、泣きながら
「良かった、本当に良かったね。」
と、言ってくれた。
「茜、いっぱい心配かけて
ごめんね。
そして、ずっと私の身の回りの
事してくれてありがとう。

ずっと、お礼が言いたいのに
言えなくて、イライラしたり
していたの。
それに、また、学校で
お世話になると
思いますが、宜しくお願いします。」
と、言うと
「当たり前じゃない。
私をなんだと思ってるの?」
と、言うから
「唯一無二の親友だよ。」
と、返すと

茜は、びっくりした顔をしていたが
みるみる、顔を崩して泣き出した。
そんな茜を私は抱き締めた。


私は、専門学校には
合格していたので
週明けから学校に通う事にした。

綾は、心配していたが
「綾の心配もわかるけど
母さんと同じ仕事をすることが
私の夢なの。
だからお願い。」
と、言うが
綾は、考えこんでいた。

だから、私は
綾の頬にキスをして
「綾!」
と、目を見つめると
「もぅ、どこから
そんな仕草、習ってきたの?
愛浬亜。
わかった。
なんかあったら連絡するんだよ。
僕は、病院にもどるけど
しばらくは、フリーにして
貰っているから。」
と、言ったから
「ありがとう。」
と、綾に抱きついた。

綾も、私を抱き締めて
背中をポンポンとしてくれた。

「あっ、史人にも
愛浬亜との事報告したよ。
はじめは、びっくりしていたが
愛浬亜を幸せにしてあげて欲しい。
と、言ってくれたよ。」
と、教えてくれた。
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