幸せに・・・なりたい。

**今後


それと、大悟の会社の顧問弁護士である
柊を呼んだ。
柊は大悟と崇の同級生だ。

「まだ、愛浬亜は、幼い。
大悟の会社は、誰かに任せたい。」
と、話した。
すると、柊が
「大悟が、前から信頼している
部長の青木さんは、どうかな?」
と、言った。

そう言えば、真面目で良い奴だと
大悟が、よく話していた。
「契約書を交わしてくれ。
愛浬亜が、二十歳になったら
愛浬亜が、会社をどうするか
決める。」
と、崇は言った。

柊は、部長の青木さんに
直ぐに、話を通して
同意をこぎつけた。

社員を大切にする、大悟だったから
社員に不安を与えないように
速やかに全てを行い。
取引先にも直ぐに通達した。

大悟も久美も
人望が厚く
かなりの人が
通夜、葬儀に参列してくれた。

愛浬亜を知っている人達は、
みな口々に、愛浬亜を心配してくれた。

俺も美沙も
愛浬亜は、しばらく
寝ていた方が、いいと思っていた。
あの子は、この状況を乗り越えられない。

だが、果たして
目が覚めたとき
愛浬亜が、どうなってるのか
俺達は、考えつかなかった。

今は、娘の茜が、四六時中ついている。
魘されたり、泣き叫んだり
する毎日だ。

茜も、憔悴しているが
休めと言っても
「愛浬亜が、こんなに苦しんでいるのに
自分だけ休めないよ
パパ、私は、大丈夫だから
愛浬亜のそばにいさせて。」
と、言う。

だから、俺は、
愛浬亜の事は茜に委ねた。
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