Last Letter~手紙がくれた想い~
「じゃあ、あとはここの部分弾けるようになればOK!
俺そろそろ帰るな。」
それから2時間後。
弘斗は帰って行った。
「兄ちゃん、僕たちにもギター教えてよ!」
弘斗が帰ったあとすぐに春樹と智樹が部屋に来た。
「ん?2人ともギター興味あんのか?」
笑顔で答える春樹と智樹。
智樹が笑ってるよ…
と、変なところで感動。
でもそれよりも2人がギターに興味を持ってくれたことが嬉しかった。
「じゃあ、やるか?」
俺の部屋にはエレキギターが1本。
アコースティックギターが2本ある。
俺、ナイスだな。
「俺の真似してみ?」
アコースティックギターを渡して俺はイスに座る。
そしてギターを抱えた。
「ん?こうかな、兄ちゃん。」
「これで…あってる?」
俺は湧き上がる笑いを必死でこらえる。
だって、ギターがデカ過ぎて2人ともすごい格好になってるから。
今度の誕生日に子供用のギター買ってやろうかな。