Last Letter~手紙がくれた想い~
『そんな嬉しそうな顔して~
まさか、彼氏?!』
手紙を読み終えたあたし。
きっと今、すごく顔が赤いだろう。
だって胸のドキドキが止まらないんだもん。
やっぱり、あたしの直感通りだった。
字からも優しさが伝わってくる。
『そんなぁ~
彼氏なんていませんよ~』
あまりの嬉しさに長瀬さんをバシバシと叩く。
『じゃあ…好きな子かな?』
一気に顔の温度が上昇する。
『そんな赤くなっちゃって、かっわいー!!
あんなイケメンくんとどこで出逢ったの?!』
長瀬さんが興奮気味にあたしに迫る。
『ここで、出逢ったんです。』
と、言って私は思い切りカーテンを開けた。
そう。ここで出逢ったんだ。
あたしとあの人は。