悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!
「晃は今、準備してるところなんだ」
「準備?」
「そう、佐奈ちゃんが本殿に入るためのね」
中の様子を廊下から覗き見ると、アキは本殿に祭っている神様の方を向い手を合わせると何かを唱えて祈っていた。
それから祭壇に供えていた塩をとると、4つの器に盛ってそれぞれを1メートルほどの間隔に四角く並べた。
その中心に大きな盃を置くと、これも祭壇に供えていたお神酒を注いで、盃の中心に盃より少し小さい皿を浮かべた。
さらに懐からおふだのようなものを取り出すと、ようやくあたしたちの方を向いて「入ってきていいよ」と言った。
「佐奈はそいつを抱えたまま、ここに」
アキが指定したのは、盛り塩で囲われた中だった。
「え、なんでここ?」
「これはそいつを弱体化させるための結界。佐奈もこの中に」
理屈はよく分からないけど、あたしはとりあえずその結界の中に入った。
結界の中には座布団が敷いてあって、そこにリドを抱えたまま恐る恐る座った。
「そいつはこの皿の上に」
アキの言うとおりに、リドをお神酒の中央に浮かぶ皿の上に乗せた。
リドは不服そうにアキを睨み付けたが何も言わなかった。
「準備?」
「そう、佐奈ちゃんが本殿に入るためのね」
中の様子を廊下から覗き見ると、アキは本殿に祭っている神様の方を向い手を合わせると何かを唱えて祈っていた。
それから祭壇に供えていた塩をとると、4つの器に盛ってそれぞれを1メートルほどの間隔に四角く並べた。
その中心に大きな盃を置くと、これも祭壇に供えていたお神酒を注いで、盃の中心に盃より少し小さい皿を浮かべた。
さらに懐からおふだのようなものを取り出すと、ようやくあたしたちの方を向いて「入ってきていいよ」と言った。
「佐奈はそいつを抱えたまま、ここに」
アキが指定したのは、盛り塩で囲われた中だった。
「え、なんでここ?」
「これはそいつを弱体化させるための結界。佐奈もこの中に」
理屈はよく分からないけど、あたしはとりあえずその結界の中に入った。
結界の中には座布団が敷いてあって、そこにリドを抱えたまま恐る恐る座った。
「そいつはこの皿の上に」
アキの言うとおりに、リドをお神酒の中央に浮かぶ皿の上に乗せた。
リドは不服そうにアキを睨み付けたが何も言わなかった。