Love Cocktail
「もっと、殺伐とした部屋かと思ってた」
「それはどういう意味ですか……」
仮にも女子の部屋ですけど、殺伐としていたと思っていたわけ?
だいたい殺伐とした部屋ってどんな部屋ですか?
「いや、服装がシンプルだったから、部屋もそうかと思っていたんだが……意外と落ち着ける部屋だな」
そう言って、また周りを見回した。
壁紙がオフホワイトだから、家具はシンプルにベージュと白を基調に揃えてる。
シンプルと言えばシンプルなんだけど……。
「自宅と言うものは落ち着く所ですからね」
呟いてベッドにバックを置くと、オーナーは眉を上げた。
「出掛ける所だったのか?」
「暇ですから。ブラブラしに行こうかと思ってました」
「それでインターホン鳴らす前に、ドアが開いた訳なんだな」
インターホンを鳴らそうと部屋の前に立ち、ドアがいきなり開いた場面を想像する。
やっぱりかなり面白い。でも、笑うと怒られそうだ……。
「それは……びっくりされたでしょうねぇ」
「とてもね」
真剣に見つめると、真面目くさった顔で頷いて、それから彼は小さく吹き出しだ。
「吉岡は二日酔いとか、平気なのか?」
「平気ですねぇ。オーナーはいかがですか?」
「俺も平気。二日酔いにはなった事がないんだ」
……って、自信満々に言っているけど、理由は知っているんです。
「深酒になる前に潰れますもんねぇ」
「まぁ……そういうことかな?」
お互いに苦笑しあってハッと気づいた。
なんのおもてなしもしてないよ。
「すみません。お茶でもいれます」
立ち上がりかけた所で手を振られる。
「あ……いや。パスケースを渡しに来ただけだから構わなくていい」
それから、また咳ばらいして、落ち着きなさそうにまわりを見回してから私を振り返った。
「暇なら、外にお茶しに行こう」
外でお茶?
「紅茶とか緑茶……ですか?」
「どっちがいい?」
「緑茶がいいです!」
「じゃ、甘味処だな」
オーナーはそう言って立ち上がる。
見上げて、改めて背の高さに驚いた。
「どうかしたか?」
訝しげな彼にちょっと苦笑を返す。
「それはどういう意味ですか……」
仮にも女子の部屋ですけど、殺伐としていたと思っていたわけ?
だいたい殺伐とした部屋ってどんな部屋ですか?
「いや、服装がシンプルだったから、部屋もそうかと思っていたんだが……意外と落ち着ける部屋だな」
そう言って、また周りを見回した。
壁紙がオフホワイトだから、家具はシンプルにベージュと白を基調に揃えてる。
シンプルと言えばシンプルなんだけど……。
「自宅と言うものは落ち着く所ですからね」
呟いてベッドにバックを置くと、オーナーは眉を上げた。
「出掛ける所だったのか?」
「暇ですから。ブラブラしに行こうかと思ってました」
「それでインターホン鳴らす前に、ドアが開いた訳なんだな」
インターホンを鳴らそうと部屋の前に立ち、ドアがいきなり開いた場面を想像する。
やっぱりかなり面白い。でも、笑うと怒られそうだ……。
「それは……びっくりされたでしょうねぇ」
「とてもね」
真剣に見つめると、真面目くさった顔で頷いて、それから彼は小さく吹き出しだ。
「吉岡は二日酔いとか、平気なのか?」
「平気ですねぇ。オーナーはいかがですか?」
「俺も平気。二日酔いにはなった事がないんだ」
……って、自信満々に言っているけど、理由は知っているんです。
「深酒になる前に潰れますもんねぇ」
「まぁ……そういうことかな?」
お互いに苦笑しあってハッと気づいた。
なんのおもてなしもしてないよ。
「すみません。お茶でもいれます」
立ち上がりかけた所で手を振られる。
「あ……いや。パスケースを渡しに来ただけだから構わなくていい」
それから、また咳ばらいして、落ち着きなさそうにまわりを見回してから私を振り返った。
「暇なら、外にお茶しに行こう」
外でお茶?
「紅茶とか緑茶……ですか?」
「どっちがいい?」
「緑茶がいいです!」
「じゃ、甘味処だな」
オーナーはそう言って立ち上がる。
見上げて、改めて背の高さに驚いた。
「どうかしたか?」
訝しげな彼にちょっと苦笑を返す。