恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
「彼女に聞いた話ですが、取材はすべてお断りしているはずです」
「あ、あのでも」
「もし勝手な取材で記事を書いたら、訴えます」
一成はそれだけ言うと、私の手を引いて歩きだす。
二人の男は、追って来ない。どうやら、身長180センチ近に見下ろされてすごまれ、ビビッてしまったみたい。
「だから、自宅に迎えに行くと言ったのに」
少し苛立った声で、一成がつぶやく。
たしかに、前日に待ち合わせ場所を決めたのは私だ。
だって、自宅は築二十以上経っていて、建て替えもしてない。ハッキリ言って、しょぼい家だから。
それに、未だ冷戦中の母や父が迷惑をかけたりしたら嫌だものね。
「ごめんなさい。うちの前の道路、とても狭くて」
「それは仕方ないが、ああやって絡まれる前になんとか逃げろよ。ボーっとしてるんじゃない」