恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
私物のパソコンでそんな掲示板に書き込む人はさすがにいなかったらしく、その犯人は結局わからずじまい。
ネットって怖い。改めてそんなことを思った。
その掲示板は、今では閉鎖されている。
「いやね、暇人って。とにかく無事で良かった」
ソイラテに口をつけた知美は、やっぱり美人で、私なんて全く敵わない。
それでも、最近は彼女と一緒にいたくないとは思わなくなった。
「で、今日は運命の株主総会だったわけよね。私たち一般社員には縁のない話だけど」
「株、持ってないもんね」
「そうそう……って、あんたどうしてそんなに冷静なのよ!」
ちゅーと甘いフレーバーのフラペチーノを飲む私の前のテーブルを、知美の美しい手がバンバンと叩いた。
「だって……」
言い返そうとしたとき、背後のガラスがとんとんと叩かれた。
振り返ると、そこにはメガネをして、スーツの上着を脱いで肩にかけている一成の姿が。