恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
「たしかに、この世のほとんどは、普通の女性ですしね」
販促部の男性社員がうなずく。
うるせーわ。髪型で誤魔化していない、生粋イケメンの方が希少価値高いっつうの。あんただって普通じゃん。
「しかし、社員を使うとは……素人っぽいモデルを使った方がいいんじゃないですか?」
開発部の社員……専務の息子が半笑いで、私を指さす。指って言うか、持ってるボールペンでさされた。
「その人、本当にCMに出せるくらい綺麗になれます? 同じ営業部の社員でも、何て言いましたっけ。とても美人な人がいましたよね?」
しかも、追い打ちかけてきた!
ムカッとするけど、私もそう思う。普通の人に見えても、実は売り出し始めのモデルさんみたいなパターンが多いものね。
私を使う位なら、せめて知美の方がいいんじゃ。
彼女なら下手な芸能人より綺麗だし、画面映えしそうだし。
「白鳥なら大丈夫です。お任せください」
自信満々で胸をはる日下部長。いったい何が大丈夫なの?