恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~


「あくまでも、綺麗な人をより綺麗にするのではなく、普通の人を含める、すべての女性を綺麗にするということをコンセプトに行きたいと思っています」


部長が手元でキーボードを叩くと、やっと私の写真が画面から消えた。

代わりに、『あなたもシンデレラの魔法にかかりませんか?』という文句が。

シンデレラの魔法て。魔法かけるの、ビビデバビデブーのおばさん妖精だし。シンデレラも元々美人だし。

色々ツッコミたかったけど、黙っておいた。

そこからは、質疑応答に移った。

数十分の議論を重ねても結論は出ず、ついに議長が切りだす。


「では、ここにいるメンバーによる投票で決めたいと思います」


はいはい、勝手にやってくださいよ。

当然ながら、営業部と開発部の人間に投票権はない。

投票するのは、販促部の社員たちだ。


「良いと思う案に挙手を」


うん、いいね。わかりやすくていいよ。

慌てることはない。どうせこちらの案が通るわけない。


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