嫌い、のち好き、のち愛
最近はあの誓約書を目のつくところに貼って自制心を総動員させてなんとか我慢している。
正直、母親の夢は見なくなったし……この関係を解消してもなんの問題もない、いや、あるけど。
俺の中で真咲ちゃんはもうなくてはならない存在になっている。
彼女がいないと、別の意味でまた眠れなくなりそうだ。
はあっとため息をつくと、また大翔がニヤニヤしながら俺を見てくる。
「お前は風見さんといつ結婚すんだよ」
そう聞くと分かりやすく大翔の顔が緩む。
「俺は今すぐにでもいいんですけどね。むしろ今すぐがいいんですがそうもいかないので。夏はたすきが仕事忙しいから秋ですかね」
もう結構、具体的な話してんだな。