嫌い、のち好き、のち愛
俺は、まだ結婚は考えられないけど。
真咲ちゃんとそういう関係になったら、そういう風になれるんだろうか。
そう思いながら仕事を始めて、午後、俺は用事があって事務所の方に向かっていた。
ふと、事務所の入り口に視線を向けると真咲ちゃんと誰かが喋ってるのが見えた。
あれは、うちに出入りしてるどっかの業者だな。
何だかベラベラと男の方が喋ってて、真咲ちゃんはひたすら相槌を打ったり首を振ったりしている。
ふとした瞬間に、真咲ちゃんがその男に笑顔を向けた。
それを見て、胸がズキリと痛んだ。
別に俺と真咲ちゃんは付き合ってるわけではない。