嫌い、のち好き、のち愛

「全然平気です。外で食べるご飯はまた格別においしいですからね。それにたまには陽の光も浴びてもらわないと」


「ん?」


「いえ、こっちの話です。楽しみにしてますね」


そう言って笑う真咲ちゃんに俺も笑顔になる。


その日に、ちゃんと好きって言って、彼女になってほしいって言おう。


そう決めたら少しモンモンとした気持ちも落ち着いて、真咲ちゃんに抱きつかれてもなんとか平常心を保てた。


夢を見た。


体質なのかなんなのか、俺は夢を見やすいらしい。


母親の夢を見なくなって、今度は真咲ちゃんの夢をよく見るようになった。


俺が大好きだって伝えると、真咲ちゃんはあの天使みたいな笑顔で、私もですって笑ってくれるんだ。


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