ひなた と ひかり
15分くらい、ひかりとまりあさんの他愛のない話を聞きながらご飯を食べた。
私はぼーっとテレビを眺めていた。
「ごちそうさまでした」
食器を運ぼうとするひかりをまりあさんがとめる。
「ひかりちゃん、そのままでいいのよ」
「やー、やっぱり女の子はきがきくな」
お父さんの裕也(ユウヤ)さんも感心して頷いていた。
「いえ、食器洗っちゃいますね。ごはんおいしかったです」
にっこり笑ったひかりに、まりあさんとゆうやさんも目を奪われていた。