お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
◆◆
「失礼します」
ニコリと微笑んで、エアコンの効きの悪い応接室から出ていこうとする赤井さんの背中を見送る。
「赤井さん」
「えっ?はい」
急に背中に声をかけたのは自分で。
急に名前を呼ばれた赤井さんも、隣に座っていた秘書の工藤も驚いたような顔して自分を見つめていたけど、声を掛けてしまったことに一番ビックリしたのは自分だった。
「いや、名札が見えたので」
「すみません。驚いた声出してしまって。あまり私なんかの名前を覚えてくださる方居らっしゃらないので」
しどろもどろな言い訳のようになってしまった自分に、赤井さんの方が小さくなっていた。
「失礼します」
ニコリと微笑んで、エアコンの効きの悪い応接室から出ていこうとする赤井さんの背中を見送る。
「赤井さん」
「えっ?はい」
急に背中に声をかけたのは自分で。
急に名前を呼ばれた赤井さんも、隣に座っていた秘書の工藤も驚いたような顔して自分を見つめていたけど、声を掛けてしまったことに一番ビックリしたのは自分だった。
「いや、名札が見えたので」
「すみません。驚いた声出してしまって。あまり私なんかの名前を覚えてくださる方居らっしゃらないので」
しどろもどろな言い訳のようになってしまった自分に、赤井さんの方が小さくなっていた。