お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
「渉、お前もそろそろいい歳だ。お見合いでもしないか?」

「はぁ?お見合い結婚はさせない、っていうのがじいちゃんの考えだっただろ?」



母の離婚を気にしていた祖父は、お見合い結婚はダメだと小さい頃から言っていた。

それが、今さら。



「確かに、あいつが出戻ってきた時から渉は好きな人と一緒になるのがいいと思っていた。」

「あいつって言わないでよ」

母がキッチンから頬を膨らませている。



「しかし、渉は一向に結婚する気配がない。それどころか相手すらいる気配がない」

「相手はいる」


いや、いないけど。
こうでも言わないと、祖父は納得しない。



「それなら今すぐ連れてこい。それが出来ないなら、お見合いしなさい」

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