お見合い結婚~イケメン社長と婚前同居、始めます~
藤丸さんは、私の弱い場所を的確に探しては、キスを落とし弄ぶ。


「わっ、渉さん」
「だめっ」

藤丸さんは、こんな時だけ意地悪だ。
私はさっきから、藤丸さんのキスに弄ばれて、息切れさえ覚えているというのに、藤丸さんは余裕な顔して意地悪な笑みを浮かべている。


「渉……。あっ、あん。渉!!!」

息を切らしながら、半ば叫ぶかのように名前を呼ぶと、ご褒美を与えるように、唇を貪るようなキスが与えられた。

藤丸さんのキスだけで、自分の身体がこんなにも敏感だったなんて驚くほど、私は啼き続けた。


「ずっと、こうしたかった」

藤丸さんと1つになった瞬間、満足そうに耳元で囁かれた言葉を聞きながら私は意識を手放した。

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