その男、猛獣につき

「分からないです…」

 

私の素直な気持ちからでた言葉。

 

本当に分からない。

実習は早く終わってほしいと心から思う。


それなのに、先生に指導してもらえなくなるのかと考えると寂しく感じてしまう。

 

むしろ、実習が終わらなければ…とも思う。

 


「まぁ、今すぐ主税とどうにかなるなんてないと思うけど…。実習ラブなんてしげちゃんが心配するだけだから」

 

敦也さんは苦笑いする。

そっか、敦也さんもしげちゃん先生が担任だったなと思い出す。

 

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