その男、猛獣につき
「ふぅ…んん」

唇の隙間から息が漏れ出る。

立っていられなくなる程の深いキスになった時、膝裏と背中に主税さんは腕を回す。



ひょいっと私を持ち上げると、リビングの手前にあるベッドルームに私を運んだ。



間接照明に照らされたベッドルームの主税さんのベッドにそっと私を下ろした主税さんは、猛獣なんて言葉からは想像もつかないほどに甘くて蕩けそうなキスを与えてくれる。




そんなキスは、耳元から首筋、胸へと私の身体のあちこちに降り注ぎ、そのキスの度に私は吐息を漏らした。

そんな私の反応を楽しみながら、私の芯を見つけ出した主税さんは、私に覆いかぶさる。



主税さんの熱を身体の一番深いところで感じながら、私は何度も襲ってくる波に意識をさらわれていった。


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