儚い愛を貴方と…
「俺たちは出会ったばかりだぞ?それなのにいきなり呼び捨てはよくないだろ。
名前で呼ぶのはもっと親しくなってからだ。」

紫紺は俺の彼女だった春山 千歳とは殆ど共通点がない。
千歳と一緒に居た時には感じられなかった"安心感"が心地良い。
千歳は煩いくらい元気な奴で、いつも振り回されてばかりだった。一緒に居て楽しかったが、それよりも疲れが勝る事も少なくなかった。
紫紺は大人しい訳ではないのだが、一緒に居ると安心する。
ほんの1時間程度話しただけなのに、紫紺の事が気になり始めていた。

「………」

紫紺は、頬を膨らませ不満をアピールしている。
それを無視して自転車の所まで戻る。
すると、パタパタとこちらに向かって走って来る。

「俺、もう帰るから。」

からかうつもりで自転車に乗り家に向かおうとすると、俺の腕をギュッと掴んで泣きそうな顔で見つめてきた。
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