専務とお見合い結婚!?
その心配は絶対ないと思う。
山田君が私に恋愛感情を持つ事はないし、私だってない。
私の気持ちは専務に向いているんだし……。
エレベーターに乗り込むと、地下駐車場から43階の最上階までノンストップだった。
途中でガラス張りになった事に気づき、広がる夜景の美しさに息をのんでしまう。
「すごい綺麗……」
「だから言ったじゃないか。夜景の見えるレストランで食事でもどう?ってさ」
「言ってる事はホントだったんだね」
「ドラマだけのセリフじゃないってわかってくれた?」
理解はしたけれど、気軽に来れるような場所ではない。
今日の服装がカジュアルなものじゃなくて良かったと、少しホッとした。