専務とお見合い結婚!?
騙されたとか、責任取ってとか、わめくつもりは微塵もない。
これは仕事だったのだと自分に言い聞かせれば、おさまる問題だったから。
元々、専務がお見合いするって聞いた時に、片想いには終止符を打っていたわけだし。
「何を理解してるんだ?」
「だから、専務が私をさやかさんの代理としてお見合いをした事です」
「……」
「会長夫人の具合が良くないから、結婚を早くするためにそうしたんですよね?でも、さやかさんが日本にいなかったから、私を代理にして会長夫人を安心させたかったんじゃないんですか?」
話しているうちに涙が出てくるんじゃないかと思ったけれど、意外にも大丈夫だった。
気持ちの整理がついていたせいなのかもしれない。
専務といつ顔を合わせてもいいように、毎日毎日自己暗示をかけていたせいもあるのかも。
私は大丈夫……って。