その時にはもう遅かった
罠だ。

やっぱり罠にはまっちゃったんだ。

駆け引きをしているのは私じゃないのに、何だろう?この焦らされている感じは。

真綿で首を絞める?

「夏目くんは絶対にSだ!」

「じゃあ神崎さんはMかな。」

「ち、違います!」

きっと私たちの関係が変わるには私からの明確な何かがないといけないのだろう。

夏目くんがリードしてくれるようには思えない。

「恋人になってくれますか?」

そう思っていた矢先に優しい言葉とか調子が狂うの。

ああ、こうやって翻弄されていくんだ。

「…はい。」

ずっと掌で転がされそうな予感に少しの甘さを感じてもいいのかな。



***おまけ***
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