ゾッとするホラー短編集
毎日のように繰り返される

口喧嘩。






母の夕食は、

いつしか手抜きになり、

ついには母の不倫が、

家族にバレた。






私たち家族三人は、

同じ家に住んではいたものの

三人の心は、バラバラだった。






私は、受験勉強も手につかず、

成績は下り坂を転げ落ちるように

下がり続けた。






〈 どうして私だけが! 〉






私は何もかもが上手くいかない

毎日の生活の中で、

不満だけを募らせ、

自棄になり

心の中に蓄積されていく

苛立ちをぶつける場所を

探していた。






そんなとき、

私はいつも

幸せそうな顔をしている

小野田真理子をいじめてやった。






小野田真理子が

泣きそうな顔になると、

私はうれしくて

心の中にある苛立ちが、

消えていくのを感じていた。
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