ゾッとするホラー短編集
その日から、

私が小野田真理子をいじめるのが

日課になった。






私たちは、

小野田真理子を

トイレに呼び出し、

罵り、辱しめを与え、

大切にしている物は取り上げた。






私は小野田真理子の自尊心を

ズタズタにしてやりたかった。






もう学校に来るのがイヤで、

泣き出して、逃げ出すまで、

私は小野田真理子を徹底的に

いじめてやりたかった。






小野田真理子の母親は、

地元では有名な

踊りの先生だったので、

小野田真理子も

どことなく気品があって、

小野田真理子の

そういうところが、

私の荒んだ心を苛立たせた。






私の家庭は

いつバラバラになっても

おかしくなかった。






私にはもう、

家の中に居場所がなかった。






〈 小野田真理子を

私よりもっと、

不幸せにしてやらなくては! 〉






私の心の中は、

後ろ向きな感情が渦巻いていた。
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