ゾッとするホラー短編集
私たちは廃墟の病院に近づき、

中に入れる場所を探した。




間近で見る病院の建物は、

老朽化していて、

近寄りがたかった。






〈 私なら日中の明るいときでも

こんな場所に来ようと

思わないわ。




どうして男の人って、

こんな気味の悪い場所に

来たがるのかしら? 〉






私たちは病院のまわりを

グルリと見てまわり、

西側の扉を押してみると、

そこの扉だけが、

何故だかスッと開いた。






「おっ、開いたぜ。




ここから入ろうぜ。




夏休み特別企画、

肝だめしの始まりだぜ」






拓海はうれしそうにそう言うと、

廃墟の病院に足を踏み入れた。






そして私たちも、

拓海に続いて、

廃墟の病院に入っていった。
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