ゾッとするホラー短編集
「桜子さんの家って、
すごいお金持ちなんですね。
うらやましいなぁ。
僕は二つのバイトを掛け持ちして
ようやく大学に通っている
苦学生だから……」
隆志が笑いながらそう言うと、
私は隆志の顔を見つめ、
隆志に言った。
「隆志くんは、すごく偉いと
私は思うわ。
親のすねをかじってばかりいた
私とは違って、
隆志くんは、
ちゃんとバイトをして
学生生活を
送っているんですもの」
「偉くなんてないですよ。
ただ、僕の家が
あまり裕福ではないだけです。
だから僕は桜子さんの生活に
憧れますよ。
本当は僕も、
親のすねをかじって、
生活していたですもの」
「隆志くんの両親がダメなら……」
私はそう言って、
隆志の目を見つめた。
「私が隆志くんを
援助してもいいわ」
私は、今まで口にしたことがない
自分の積極的な言葉に
胸がドキドキと音を立てて、
止まらなかった。
すごいお金持ちなんですね。
うらやましいなぁ。
僕は二つのバイトを掛け持ちして
ようやく大学に通っている
苦学生だから……」
隆志が笑いながらそう言うと、
私は隆志の顔を見つめ、
隆志に言った。
「隆志くんは、すごく偉いと
私は思うわ。
親のすねをかじってばかりいた
私とは違って、
隆志くんは、
ちゃんとバイトをして
学生生活を
送っているんですもの」
「偉くなんてないですよ。
ただ、僕の家が
あまり裕福ではないだけです。
だから僕は桜子さんの生活に
憧れますよ。
本当は僕も、
親のすねをかじって、
生活していたですもの」
「隆志くんの両親がダメなら……」
私はそう言って、
隆志の目を見つめた。
「私が隆志くんを
援助してもいいわ」
私は、今まで口にしたことがない
自分の積極的な言葉に
胸がドキドキと音を立てて、
止まらなかった。