あの日、あの時、あの場所で。
「でもも何もないの!
今は、杏奈の無事を祈るの!
そんなことしたって誰も助からないよ…っ!」
「あぁ。そうだな…恭。悪かった…」
「俺も。偉そうなこと言えねーわ笑
杏奈が生きていてくれればいいんだ…」
「え?恭太って杏奈のこと好きなの?」
「なわけ笑」
「顔真っ赤なのに?」
「ばっ、ちがっ!」
「あはは笑真っ赤だ笑」
その時、手術中のランプが消えた。
中から苦しそうに呼吸をする杏奈が出てきた。
「蓮也君と言ったかな?」
「俺ですか?」
「あぁ。」
「どうかしましたか?」
「杏奈ちゃんがね。全身麻酔する前に、薄ら目を開けて、蓮也…って苦しそうに呟いたんだよ。もしかして君は彼氏かな?」
「い、いえ…」
「ふぉっふぉっふぉっ。
そうかい、そうかい笑では、そこの子かな?」
「俺ですか?」
「そうそう。君だよ」
「いえ…違います…」
「おや?違ったか笑
じゃあ、そこのお嬢ちゃんはそこの坊ちゃんとカレカノかい?」
「い、いえ!」
「おい、美穂。否定すんなよ。じみに傷つくんだけど…」
「あ、ごめん…」
「まぁ、いい笑ふぉっふぉっふぉっ」
「どうしてそんなこと聞くんですか?」
「こないだの検診の時にね。
杏奈ちゃんが久しぶりに笑ったんだよ」
「杏奈が、ですか?」
「ふぉっふぉっふぉっ。そうだよ笑
だからね、どうしたのか聞いたんだよ」
今は、杏奈の無事を祈るの!
そんなことしたって誰も助からないよ…っ!」
「あぁ。そうだな…恭。悪かった…」
「俺も。偉そうなこと言えねーわ笑
杏奈が生きていてくれればいいんだ…」
「え?恭太って杏奈のこと好きなの?」
「なわけ笑」
「顔真っ赤なのに?」
「ばっ、ちがっ!」
「あはは笑真っ赤だ笑」
その時、手術中のランプが消えた。
中から苦しそうに呼吸をする杏奈が出てきた。
「蓮也君と言ったかな?」
「俺ですか?」
「あぁ。」
「どうかしましたか?」
「杏奈ちゃんがね。全身麻酔する前に、薄ら目を開けて、蓮也…って苦しそうに呟いたんだよ。もしかして君は彼氏かな?」
「い、いえ…」
「ふぉっふぉっふぉっ。
そうかい、そうかい笑では、そこの子かな?」
「俺ですか?」
「そうそう。君だよ」
「いえ…違います…」
「おや?違ったか笑
じゃあ、そこのお嬢ちゃんはそこの坊ちゃんとカレカノかい?」
「い、いえ!」
「おい、美穂。否定すんなよ。じみに傷つくんだけど…」
「あ、ごめん…」
「まぁ、いい笑ふぉっふぉっふぉっ」
「どうしてそんなこと聞くんですか?」
「こないだの検診の時にね。
杏奈ちゃんが久しぶりに笑ったんだよ」
「杏奈が、ですか?」
「ふぉっふぉっふぉっ。そうだよ笑
だからね、どうしたのか聞いたんだよ」