光と闇
「でも、今がチャンスだとは思うわ」

突然レナが口を挟む。


「何で?」


「だって、月澤くんは飛行船を見つけて飛んで行ったんですよね?」


レナがお父さんに聞く。


「ああ。そうだ」

「それなら、敵はその時は余裕があって、おびき寄せようとしていたかもしれない」


「なるほど。今は余裕がなく、見つかるわけには行かない状態というわけか」

お父さんが頷く。


レナちゃん、頭いいなー。


「よし、私頑張ってくる!」

私は勢いよく立ち上がった。

けど、お父さんに手を引っ張られた。


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