天使の梯子
「ねえ、楓。どうして、俺の前からいなくなったの?」
「あ、やっ!」
身につけていたものを全部脱がされて、止めしようとしても身体に力が入らなくてあっという間に脱がされてしまう。
弱いところを攻めながらそんなことを聞いてくる諏佐さんに殺意がわいて、私はその顔を睨んだ。
そんな私を見て諏佐さんは意外そうな顔をして、また楽しそうに笑った。
「さっき、どうでもいいって言いましたよね」
「違うよ。直哉となにがあったかはどうでもいいけど、楓が俺から離れた理由は聞きたい。じゃないと、改善できないでしょ」
「は? 改……善……?」
なんだろう。なにか腑に落ちない。
というか、この話は……襲われながらすることなんだろうか。
もう付き合っているわけでもないのに、私、なんでこんなことされてるんだろう。