続★俺だけの家政婦さん
「野島っちにしては珍しく言うね~~。普段なら僕の挑発には
無関心だったし・・・でも、僕としてはうれしいね。
今回のことでスイッチが入ったかどうかはわかんないけど
野島っちの本気度が伝わって僕もやる気が出たよ」
不適な笑みを浮かべた須藤先生が私をちらりと見ると
手に持った茶封筒を私に差し出した。
「栞里ちゃん。これ・・・あげる」
「え?あげるってこれは・・・」
返したばっかりの原稿をなぜ私が受け取らなきゃいけないのか
わからないし、何が何だかわからず手を泳がす。
「もういらないから」
意外な言葉に須藤先生をガン見してしまった。
すると私のかわりに野末くんが茶封筒を取り上げ下駄箱の上に
乱暴に置くと私を見る。
「こいつは短編を出したことはない。どうせいつものいたずら
だろ?須藤」
「ええええ?!」
驚く私に須藤先生は下をぺろっと出した。
「さすが、野島っち」
「いたずら?」
私の語尾が自然と上がる。