続★俺だけの家政婦さん
それから私は水まわりのすべてやクローゼットの掃除を始めた。

特に酷く汚れているところはないけど

なんだかじっとしていられなくて・・・

日用品で不足しているものもチェックして

近所のドラッグストアで買い物。

ほかにも野末君が一人になってから困らないようにと

チェックしていたが、ふとその手が止まる。



好きな人とうまくいけばその人がなんとかしてくれるだろう。



そう思うとまたも気持ちが重くなる。

なんで?

どうして私がこんな気持ちにならなきゃいけないの?

ここでの仕事が早く終わればいいと私自身が一番感じていた

ことなのだから、本来ならば喜ぶべきじゃない。


どうしてよ


自分のことが分からなくなる。

だから、私はもやもやする気持ちをかき消すかのように

掃除に力を入れた。
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