続★俺だけの家政婦さん
そんなことを考えてると名前を呼ばれ後に付いていく。

キッチンの奥に扉がありそこを開けるとお風呂と洗面所

そして洗濯乾燥機が置いてある。中にもう一つ扉があり

その扉を開けると小さな廊下とトイレ、納戸がある。

納戸はウォークインクローゼットになっていて

衣類が綺麗に整頓されている。

それだけじゃない。個々の扉から書斎に入る入り口もあり

なんとも便利な作りになっている。

とても住みやすくて自分がもし家を建てるなら参考にしたいぐらいだ。

そこもまた悔しいところ。

一通り部屋を案内されると再びリビングに行き

ソファーに座るように促される。


「とりあえず家事全般たのむよ。食費はこれで…」

封筒を差し出され、わかりましたと受け取る。

「風呂はさ~栞里が先に入っていいよ」

「え?」

なんで?私家政婦なんだから普通後でしょ?と思ったが

「仕事に没頭すると時間忘れちゃうから…適当に入るから
栞里は入れるときにはいっていいから」

「…はい…じゃあ…食事はどうしましょう」

さすがに冷めた物を食べるのは何だか気が引ける

「〆切り間近の原稿があるときはその都度言うよ。それ以外は
朝は7時昼はそうだな~~12時から1時の間。夕飯は6時から7時の間でいいかな」

「わかりました。嫌いな食べ物とかございますか?」
< 25 / 181 >

この作品をシェア

pagetop