続★俺だけの家政婦さん

家政婦ですがなにか!

野末くんの寝室の隣にある部屋に入る。

6畳ほどの大きさの部屋に入るとまず新しい畳のいい匂いがした。

シングルサイズのベッドとチェスト、それにテレビ台は全て

同じデザインで統一されていた。

カーテンもモダンなデザインで、この部屋の全てを

野末くんが用意したかと思うとやっぱり悔しい。

イケメンで、人気作家で、センスもいい。


弱点はないの?

あると言えばプルプルの卵の白身かよ・・・

野末くんを唸らせるような事が自分にないことを

思い知らされたようでつまらない。


こうなったら文句も言えないくらい

家政婦の仕事頑張るしかないよね!

私はエプロンを身につけると洗濯場へと向かった。

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