続★俺だけの家政婦さん
「あっ!この須藤歩(すどうあゆむ)の本がある」
須藤歩は野島景のライバルと呼ばれてる人気作家だ。
彼の書く小説は警察や自衛隊、消防署といった身体を張った職場での
恋愛ものを得意としている。
どれも人を救う仕事なのだけれど、そんな中での繰り広げられるラブストーリーは
もう、胸がキューンとして、読み終わると自衛官と恋してみたいと
思わせるものばかり。
彼の作品もいくつかドラマ化、映画化されてて
実は私、須藤歩と野島景は恋人同士なんかじゃないかって勝手に思っていた
事があった。と言っても野島景を女だと思い込んでいたからであって
こんな事本人に言ったらきっと拳骨が落ちてきそうなのでお口にチャック。
「・・・須藤?・・・お前あいつの本読むんだ」
さっきまで機嫌良さそうだったのに急にトーンがドーンと下がった。
「読むよ。だって彼の書く、ヒーローって完璧なヒーローじゃなくて
凄く身近な感じのキャラが多くて、強いところも弱いところも
さらけ出していてリアリティ感があるから。読み終わった後に
本気で恋がしたいって思わせてくれるんだよね~」
私は須郷歩の小説の良さを力説した。
だが・・・
出た出た、かあからさまに嫌そうな顔。
須藤歩は野島景のライバルと呼ばれてる人気作家だ。
彼の書く小説は警察や自衛隊、消防署といった身体を張った職場での
恋愛ものを得意としている。
どれも人を救う仕事なのだけれど、そんな中での繰り広げられるラブストーリーは
もう、胸がキューンとして、読み終わると自衛官と恋してみたいと
思わせるものばかり。
彼の作品もいくつかドラマ化、映画化されてて
実は私、須藤歩と野島景は恋人同士なんかじゃないかって勝手に思っていた
事があった。と言っても野島景を女だと思い込んでいたからであって
こんな事本人に言ったらきっと拳骨が落ちてきそうなのでお口にチャック。
「・・・須藤?・・・お前あいつの本読むんだ」
さっきまで機嫌良さそうだったのに急にトーンがドーンと下がった。
「読むよ。だって彼の書く、ヒーローって完璧なヒーローじゃなくて
凄く身近な感じのキャラが多くて、強いところも弱いところも
さらけ出していてリアリティ感があるから。読み終わった後に
本気で恋がしたいって思わせてくれるんだよね~」
私は須郷歩の小説の良さを力説した。
だが・・・
出た出た、かあからさまに嫌そうな顔。