続★俺だけの家政婦さん
嵐のように現れた安田さんは嵐のように去って行った。
野末くんは何事もなかったようにソファーに横になりながらテレビを見ている。
お昼の情報番組らしく、時々クスクスと笑ったり、気になる言葉やアイテムがあると
テーブルの上に常に置かれている厚みのある大判の付せんにメモを取っている。
私は皿を拭きながらふと高校生の頃の野末くんを思い出した。
図書委員の当番で図書室の貸し出し受付に座っていると
野末くんは度々、女子から呼ばれて図書館の奥の方で告白されていた。
だけど、しばらく経つと女子が小走りで図書館を出て行く姿や
悔しそうに唇を噛みながら、たまにだけど私をじろっと睨んで図書室を出て行く姿を
目撃した。
告白された側の野末くんは、ほんの少し後に面倒くさそうな顔で戻ってきた。
そして読みかけの本の続きを読み始める。
これって・・・なんだかさっきの安田さんとのやりとりに似てない?
野末くんは何事もなかったようにソファーに横になりながらテレビを見ている。
お昼の情報番組らしく、時々クスクスと笑ったり、気になる言葉やアイテムがあると
テーブルの上に常に置かれている厚みのある大判の付せんにメモを取っている。
私は皿を拭きながらふと高校生の頃の野末くんを思い出した。
図書委員の当番で図書室の貸し出し受付に座っていると
野末くんは度々、女子から呼ばれて図書館の奥の方で告白されていた。
だけど、しばらく経つと女子が小走りで図書館を出て行く姿や
悔しそうに唇を噛みながら、たまにだけど私をじろっと睨んで図書室を出て行く姿を
目撃した。
告白された側の野末くんは、ほんの少し後に面倒くさそうな顔で戻ってきた。
そして読みかけの本の続きを読み始める。
これって・・・なんだかさっきの安田さんとのやりとりに似てない?