続★俺だけの家政婦さん
「じゃあ~あれって・・・小島さんの手料理?」

上目遣いで尋ねる。

「そうだけど?」

何か文句でもある?とでも言いたげな目つきで私を見下ろす。


担当編集者ってご飯の支度までするものなの?

それとも完全にプライベート?

名前も憶えててしかも手料理食べるってやっぱり・・・



「ねえ・・・小島さんって彼女?」

これは単なる興味本位。っていうかもしそうなら

1ヶ月という契約だけど今週いっぱいでも私はかまわないと思ってる。

だって小島さんの料理はおいしかった。

保存容器に入れてこなくてもここのキッチンを使えばいいじゃん!

そうじゃん!それナイスアイデア!

「お前何言っての?」

私の質問に答えるどころか、なぜ野末くんはバカにしたような目で

私をみるの?

「何言ってんのって・・・こんな手料理作るなんて彼女以外いないじゃん!
質問に答えなさいよ」

なぜかムキになってしまったが野末くんは大きくため息をつくと

一言「・・・なわけねーだろ。俺の担当ってだけで

それ以上の感情はない!」と言いきった。
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