続★俺だけの家政婦さん
そして車に乗ること20分。

住宅街の中にある普通の一軒家の前で車が止まった。

私はきょろきょろしながら店の看板をさがしたが見当たらない。

あるとしたら『石田』と書かれているちょっとおしゃれな

木製の標札のみ。

まさか・・・野島景がペンネームって事は・・・

須藤歩もペンネームで本名は石田?それで・・・ここは・・・まさかの自宅?


一気に緊張が走る。

ちょ・・ちょっと~~もしここが須藤先生の自宅だったら

どうしよう~~。

食事って言ってたじゃん。

私・・・付き合ってもいない人の自宅とか無理だよ~~

それが有名作家だろうが何だろうが。

安易にOKした自分を悔やんだ。

するとなぜか横で肩を小刻みに揺らして笑っている須藤先生が

視界に入った。

「須藤先生?」

恐る恐る名前を呼ぶと須藤先生は片方の手を口に当てると

もう片方の手を私の方に向けた。

そして笑いが止まると笑顔で

「ごめんね。君の予想とは全く違ってて・・・一応ここは店だヨ」

と言うとエンジンを止めた。
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