あなたの愛に深く溺れてしまいたい
***

「先輩、なにか考え事ですか?」

「え?」


あれから数日が経った。そんな昼休み。今日は、前田ちゃんとイタリアンのお店に来ていた。


大好きなカルボナーラが目の前にあるのに、いつもみたく大口で食べれない私がいた。


ここのカルボナーラは絶品で、スープとサラダが付いて1100円で食べれちゃうから、たまにこうして前田ちゃんとパスタデイを作って、食べに来たりする。


そんな相棒、前田ちゃんが私の異変に気付き顔を覗き込んできたのだ。


もちろん、私が考えてるのは松谷課長とのことで…。


心配してくれてる前田ちゃんには話したいけど、絶対話せば軽蔑されてしまう…。


そう思うと、なかなか言い出すことができなかった。


「先輩、数日前はスッキリしてるように感じましたけど、なんかいつもと違う気がするな、って」

「……そう、かな?そんなこと、ないと思うけど」

「私じゃ信用なりませんか?」

「なに言って…!そんなこと、」

「やっぱり、なにか隠してますね?」

「………」


ねぇ、私はどうするべき?


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