あなたの愛に深く溺れてしまいたい
私の見間違いかもしれないと、みんながいる前で画面に指を触れ松谷課長からのLINEを見た。


「嘘、だ……」

「先輩?どうかされました?なんか顔色が…」

「やだっ、前田ちゃんどうしよう!!」

「え?先輩?」


呼吸が苦しくなってきて、隣にいた前田ちゃんの腕を揺さぶった。


「やだっ、やだよ…」

「先輩?!」

「もう会えない、なんて……」

「え?」


それは突然の別れを告げる言葉だった。


《雪乃ちゃんごめん。妻が何か勘付いてる。このままだと雪乃ちゃんにも迷惑がかかるから、終わりにしよう。こんな形で終わりにさせて、ごめんね。雪乃ちゃんが幸せになることを願っているよ》


こんなことってある…?そりゃバレたら一大事かもしれないけど…こんなにアッサリ奥さんを取るなんて…やっぱり私は、ただの性欲処理だったのかな…。


「どうしよっ、私…。また、一人になる…」

「先輩、」

「そうだ、登俊に連絡っ、」

「はぁ?!先輩正気ですかっ?!秋野さんとは別れたじゃないですか!」

「でも!登俊ならきっと一緒にいてくれるから、って、ちょっと!私の携帯!返して!!」


パニックを起こしてる私の携帯をスッと抜き取ったのは、柴咲課長で、取り返そうとするも手が届かず、その間にも松谷課長からのメールを読まれてしまい。


私たち四人の間に、変な空気が流れた。


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