あなたの愛に深く溺れてしまいたい
しかもヤるだけヤっといてからの別れ話って…。


「最初っから、愛なんてなかったのかな……」


そう思うと、そうにしか思えなくなってきて誰もいない部屋で一人ボロボロと泣いた。


「どうしよ……こんなの初めてだから、どうしていいか分かんないよっ、」


初めての人…。何もかも全てを登俊に捧げたのにっ。


これから先、私はどうやって生きていけばいいんだろう…。


「明日も仕事なのに…。このままじゃ目腫れちゃう…寝なきゃ……」


こんなに仕事に行きたくないと思ったのは初めてかもしれない。


こんな恋愛ごときで自分が、ここまで弱くなるなんて思わなかった…。


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