あなたの愛に深く溺れてしまいたい
柴咲課長は目を細め、私を見つめた。


「あの…柴咲課長の、キスが優しくて…あなたに溺れたら幸せになれるような気がして…」


ミーティングルームでは気付けなかった。


だけどさっきのキスで、柴咲課長の優しさを唇で感じることができた。


「それは俺を好きだと受け取ってもいいのか」

「……たぶん」


好きなんてストレートに言えなくて、照れてモジモジしてる私を柴咲課長がクスッと笑い、それに驚き顔を上げると彼らしかぬ音を立てたキスを私に落とした。


「腹、減らないか?」

「え?…あ、そういえば」


前田ちゃんと飲んだ時も、おつまみ程度でガッツリごはんは食べていなかった。


私がお腹を押さえると、柴咲課長はクスッと笑ってキッチンのほうへと行ってしまった。


なんだかずっと柴咲課長の笑顔を見てる気がする。


これって貴重なことなんだよね?きっと。


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