あなたの愛に深く溺れてしまいたい
「俺も雪乃のこともっと好きになりたいから、顔見せろ」


そう言うと同時にネクタイをシュルッとすべて解き、なにを思ったのかソレで私の腕を縛った。


「柴咲、課長っ?!」

「お前が動いたら電気スタンド倒れるからな。動くなよ?」

「ちょっ、」


なにっ、なにこのプレイ!こんなの経験したことない!


柴咲課長って、いつもこんなことしてるのっ?!と、とんでもないプレイに戸惑った。


「あのな、こんなこといつもするわけないだろ。お前だからするんだろ」

「そうなんですか…?」

「当たり前だろ。それと、こんな時くらい〝柴咲課長〟はやめろ」


……やめろと言われましても、私そういえば柴咲課長の名前知らない気がする。


「自己紹介した時、柴咲課長、下の名前まで言わなかったじゃないですか…」

「なら調べとけよ」

「どうやってですか!」

「調べ方なんて、いくらでも方法あるだろ」

「………」


まさかのベッドでお説教を受けるとは思わなかった。


だから少し唇を尖らせて見せると、柴咲課長がちょっと笑って見せた。


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