あなたの愛に深く溺れてしまいたい
「んんっ──!」


顔を左右に振ってイヤイヤをする私を空也は鼻で笑うと、今度は太ももに指先が触れ、その指先は何度も何度も際どい場所を避けて撫でる。


それがもどかしくて、声と目で訴えた。


「なに、触ってほしいんだ?」

「んっ、」

「なら、お願いしてみれば?」


ズルイっ、そんな言い方…。でも早く触ってほしくて涙目になりながらも訴えた。


「空也っ、お願いっ、」


精一杯のお願いをすると、空也は「まぁ、上手に言えたんじゃない?」と私が触れてほしい場所を指先が撫で上げた。


「あぁっ…!」


静かな部屋に自分のいやらしい声が響く。


それがすごく恥ずかしいのに、空也が私の声に合わせるように快感を与えてくる。


そしてその快感が絶頂に達した時、空也自身が私の身体の中へと沈めていった。


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