部長の溺愛に困惑しています。
こっちを振り返りながらそう微笑んで言うと、部長はまたパソコンに目を向けてキーを打ち始めた。





「腹減ってるなら、キッチンの棚に適当なスナックがあるから食え」

「いえ、大丈夫です」


本当は少し釣られるけど、この時間から食べたらカロリーとか気になるしやめておこう。





「…やっぱりこれから店に行くか?まだ1時だし空いてるから」

「いえ!そんなっ…仕事中なのにいいですよ!それに…私は二次会の誘い受けてなかったじゃないですか」


迷ってたのは事実だけど、行くって言う手前で気分が悪くなったし…






「あれ?さっき誘った時は嫌そうな顔していなかったが?」

「う…」


見透かされている…

言葉に出さなくても彼には私の事が全部お見通しみたいだ。






「もっと素直になれ。岡田なんかの誘いに乗るくらいなら、俺の色じかけに乗った方がマシだぞ」

「え?」


意味深な発言をする部長は、後ろ姿からでもクスッと笑っているのがわかる。

パソコンに向かいそのまま部長は続けた。
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