部長の溺愛に困惑しています。
それ答えになってないんだけどなぁ…




「…俺に何を言って欲しいんだ?」

「へ…?」


また眼鏡をかける部長は、レンズ越しに私を真っ直ぐ見つめて来た。

その行為を見ていると…なんとなく嘘がつけないし、私の全てを見抜かれているみたいに思えた。





「俺が何て言えば納得するんだ…?」

「…」


その問にすぐに言い返す事ができない…

おまけに部長から目を離すことも出来なくなった。




「意地悪!」

「ハハハ」


部長の笑い声が薄暗くて静かな部屋に響く。

私は口を膨らませて見せた後、ペットボトルを開けて自分を落ち着かせるようにまた水を飲んだ。
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