部長の溺愛に困惑しています。
私の頬に手を添えて顔を近づけて来る部長。




「ダ、ダメです!!!」


ドスッ


思いっきり顔を背けて部長を手で遠ざけると、部長は私を抱きしめるような体制で崩れ私はソファーに押し倒された。





「やめてください!」

「…大丈夫。嫌がってる女を無理やりどうかする趣味はないよ。これは事故だ。お前が暴れたせいだろ」


そう言って部長は私から離れると、またデスクの椅子に腰掛けて仕事の続きをしていた。


無理やりやる趣味ないとか言って…

私はあなたに突然キスされたんですけど…



言ってることめちゃくちゃだな。

それに部長のことまだ全然掴めない。

心臓がバクバク言う中起き上がり、また部長の背中を見つめ思い切って話しかける。






「あの…」

「何だ?」

「どうしてあの時キスしたんですか?」


またぶり返してしまった事に少し後悔しているが、どうしてもちゃんと聞きたかった。

もう疑問ばかり抱えて毎日を過ごしたくないよ…





「したかったからって言ってるだろ」


部長の答えにガクッと拍子抜けする私。
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