部長の溺愛に困惑しています。
「突っ立ってないで早く乗れ」

「あ、はい!」


先に乗り込む部長が私に声をかけると、シートベルトをして車のエンジンをかける。

私は「失礼します」と言って助手席に乗り、やや緊張しながらシートベルトをした。


ハンドルを握る部長は車を走らせると、何だか自分が特別な女の子になったような気分になりくすぐったく思えた…


この助手席に何人もの女性が座ったのかな。

私もただその中の1人にしかすぎないの?






「北山」

「え?」

「外れたボタンをとめてくれ」


すると、運転をしながら自分の左手を私に差し出して来る部長。

見るとワイシャツの袖のボタンが取れていた。





「…はい」


一瞬でドキドキする胸。

私は手を震わせて取れた袖のボタンをとめた。
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