部長の溺愛に困惑しています。
「彩蓮ちゃーん♪また飲みに行こうね~」


すると、通りすがりの岡田さんが歌うように私に話しかけて来て私は一気にテンションが元に戻った。

おまけに「はーい」と軽くあしらい、この何週間かで岡田さんに対しての扱い方が段々わかってきたようだ…






「ちょっと北山さん!」


次に声をかけられたのは…女係長の森崎さん。

彼女はすごく綺麗で、なおかつ物凄く怖い顔をして私にぐっと顔を近付けて来る。





「は、はいっ」

「同じ所ばかりやってたって仕方ないでしょ!そんな事じゃ一日で終わらないわよっ」


私の拭いた窓を見る森崎さんは、まるで小うるさい姑のように言う。



森崎さんは時々私の指導をしてくれるのだが、とても厳しくて怖い。

部長とはまた違った怖さで、私は前に勤めていた出版社の編集長とかぶり彼女が苦手だった。
< 129 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop