部長の溺愛に困惑しています。
「…そういう事ですか。でも北山さんの指導に回っても休まらないと思いますよ」


嫌味を残して去っていく森崎さんに、私はしょぼりとしてしまう。





「あいつはああいう奴だから気にするな」

「…はい」


フォローしてくれるのは嬉しいけど、森崎さんの事をよく知っているような口ぶりに何となく面白くない。

私なんかよりも、きっと森崎さんとの方が付き合い長いんだろうし…



私が部長の知らない部分を森崎さんはいっぱい知ってる…

それは直接聞かなくても明らかだった。





コツン



「ぁ…」


私の頭を軽く叩いて来る部長は「行くぞ」と言って、先にスタスタと行ってしまう。
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